薬草の花

アカヤジオウ

7月(文月)

糖尿病や白内障に処方

中国北部が原産の多年草。生薬としては、古く奈良、平安時代から輸入されていましたが、日本での栽培は江戸時代に入ってからです。

温暖な気候を好み、多湿を嫌う性質があります。近畿地方に広まりましたが、栽培が難しいためか、最近では韓国、中国からの輸入が多くなっています。

生薬名は地黄(ジオウ)といい、根の部分を用います。
主に、八味地黄湯などの漢方薬に処方され、糖尿病や前立腺肥大症、白内障などに用いられています。

アカヤジオウ
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