薬草の花

ボウフウ

10月(神無月)

かぜや頭痛を緩和する

中国原産の多年草本。漢字で防風と書きます。「風」という字には、かぜ(風邪)やしびれる病気などの意味があり、古くからさまざまな処方で、かぜや頭痛などの症状の緩和に用いられてきました。

真っ直ぐ伸びた茎が上部で分岐した先に、夏から秋に小さな花を咲かせます。日本には自生しません。
昔は浜防風で代用されましたが、現在では、十分な量が輸入されています。

薬用には、春と秋に採取した根を日干しにしたものが使われます。発汗、解毒、鎮痛などの作用が知られています。

ボウフウ
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