フキ
2月(如月)
早春の味覚。中国では薬用植物
春の到来を告げるかのように、早春、地下の根茎から包葉に包まれた花穂を地上にのぞかせます。この幼芽がフキノトウで、先端に白黄色の花を咲かせます。
食用の他、民間薬として咳止めに、また生の葉を切り傷、虫刺されなどに用います。
花が咲き終わると大形の葉を出し、葉柄は昔より山菜として広く賞味されてきました。ミズフキ、アイチブキ、大型のアキタブキなどの栽培品種が知られ、一般にミズブキが香りも上品で柔らかいとされています。
中国では、フキを食用ではなく薬用植物とし、根茎が解毒、せき止めに用いられています。