薬草の花

モクレン

2月(如月)

春の到来を告げる花。胃腸や鼻炎に効く

中国原産で、日本には薬用として古くに渡来したとされます。現在は、主に鑑賞用として各地に見られます。

春のおとずれを告げるかのように紫色の花を咲かせることから、迎春花や応春樹などともいわれます。
白色の花をつけるのは白モクレンで、同じ頃にみられます。

薬用としては、樹皮を木蓮皮(モクレンピ)といい、健胃、整腸によいとされます。
つぼみは辛夷 (シンイ)と呼び、鎮静、鎮痛薬として頭痛などのほか、とくに鼻炎、蓄膿症によく用いられています。

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