薬草の花

ネコヤナギ

2月(如月)

樹皮の成分が解熱・鎮痛薬に

雄雌異株の落葉低木。ヤナギ科。樹高は2~3mになり、 日本全国の水辺に見られます。

早春、葉に先だって銀白色の花穂をつけます。そのふかふかした猫の毛のような様子が、名の由来になりました。やがて雄花は、赤い葯(やく)から黄色の花粉を出し、写真のようになります。

ヤナギ科植物の薬効は古くから知られ、樹皮に多く含まれる成分サリシンは、解熱・鎮痛薬の原料に使用されています。
また、中国の古典に歯痛にヤナギの枝の楊枝を用いた、ともあります。

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