ウメ
2月(如月)
解熱、歯痛、頭痛に効果
中国、江南地方の原産で、中国文化とともに古くに渡来しました。その後、江戸時代に園芸品種として発達し、各地で栽培されるようになりました。
果実は食品として、梅干しをはじめ広く利用されています。
薬用としては、未熟果の皮を去り、燻製にして煤煙で黒くなったものを烏梅(うばい)と称し、漢方では清涼性収れん、解熱、鎮咳去痰などに使います。
民間では、かぜのときに黒焼きにして熱湯を加えて飲んだり、歯痛や頭痛に、梅干しをつぶして痛い部分に貼ったりします。