薬草の花

オウバイ

1月(睦月)

花は発汗作用。葉は打撲傷にも

中国北部が原産地。1~2mの落葉低木。春1番に開花するので、中国では迎春花の名で家々に栽培されます。渡来以来、日本でも正月用の飾りとして鉢植えが喜ばれています。

花は葉に先立ち、分岐する前年の枝の先に咲きます。色は淡黄色から鮮黄色で、花筒の端が6裂しています。日本では使われませんが中国では花と葉が生薬として別々に用いられています。
花の乾燥品の生薬名を迎春花と称し、発汗、利尿によく効くとされます。用法は煎じても、粉末にして服用してよいとされます。

葉は迎春花葉の名で、枝とともに打撲傷、腫瘡、創傷出血に効きます。煎じて服用するか、粉末を患部に直接外用してよいとされています。

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