薬草の花

ベンケイソウ

9月(長月)

弁慶のごとく強い生命力

原産地の中国での名は景天草、生薬も景天といいます。古くから日本に入っており、野生化も進んでいます。

茎も葉も肉厚で生命力が強く、挿し木で容易に増やせるため、伊岐久佐(いきくさ=生き草)の和名があります。
その後、武蔵坊弁慶が現れ、強いものの代名詞として弁慶の名がつきました。

薬用では解熱、解毒に全草を乾燥させ、煎じて服用します。腫れ物などには、葉をあぶって表皮をはがし、肉質の部分を患部に当てるとよいとされています。

ベンケイソウ
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