コガネバナ
9月(長月)
消炎、解熱...。黄色い根に薬効
漢字では「黄金花」と書きますが、花は淡い紫色で、夏に咲きます。その美しさから、鑑賞用としても栽培されています。
原産は中国北部からシベリア。シソ科の多年草です。日本には先に生薬が輸入され、江戸時代中頃に栽培されはじめました。
薬用としては、根を乾燥したものが使われ、生薬名を『オウゴン』といいます。コガネバナの和名も生薬名も、この根が黄色いことに由来しています。
漢方では多くの処方に使われる重要な薬で、消炎、解熱、鎮痛、オ血改善の効果があるとされます。 女性保健薬にも処方されています。