オニユリ
9月(長月)
食用として栽培。打ち身にも効く
日本にはユリの品種が数多くあります。オニユリもその一種。夏に、斑点をつけた色鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます。
古くに中国から伝来し、主に地下の鱗茎を食用とするために栽培され、広まりました。
ほんのりした苦味が好まれ、正月のユリ根料理や中華料理によく利用されています。
生薬としては、ユリ属の鱗茎を日干しにしたものを百合(ビャクゴウ)といい、滋養強壮・鎮咳去痰・消炎などに用いられます。
また、打ち身に、粉末を酢と混ぜて塗ると有効とされています。