薬草の花

シャクヤク

5月(皐月)

美を象徴する花。婦人薬にもなる

東部シベリアから中国東北部が原産地で、中国では古くから栽培されています。シャクヤクは古くから、美しく好ましいという意味の文字があてられています。

日本には、初めは生薬としてのみ伝えられましたが、『立てばシャクヤク、座ればボタン』などといわれるように、その花の美しさから広く栽培されるようになりました。園芸品種も、非常に多くあります。

薬用には皮を除いて根を使用します。漢方では血圧異常、化膿性疾患、頭痛、肩こり、下痢などを癒すとされ、当帰芍薬散などにも処方されています。

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