薬草の花

オオバナオケラ

11月(霜月)

胃下垂や関節リウマチに利用

中国中部原産の多年草。キク科。草たけは30~80cmぐらいになります。山地の斜面や低木の林などに生え、秋にアザミに似た花を咲かせます。

中国各地で薬用として栽培され、乾燥させた根茎を生薬の白朮(ビャクジュツ)といいます。日本に自生するオケラの根茎からも、同じ白朮が得られます。

白朮には、利尿や発汗を促す作用があります。漢方では水毒を除く要薬とされ、胃下垂、胃腸炎、関節リウマチなどを治療する処方に多く配合されています。

オオバナオケラ
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