カリン
4月(卯月)
日本では鑑賞用。縁起のよい木
バラ科。カリンは中国原産の落葉高木。冷涼な気候を好み、耐寒性が強いことから、甲信越地方から東北地方で庭木としてよく植えられています。
4月中旬から5月中旬にかけて、淡紅色の五弁花を葉の脇に1個つけます。美しい花ですが、花期は短いです。
果実は10月頃、成熟すると特有の強い芳香があります。果実の成分はリンゴ酸、クエン酸などの有機酸、サポニン、タンニンなどです。
中国では、縦割りにし、日干ししたものを咳止め、利尿などの薬用とします。日本では、カリン酒をつくり、咳止め、疲労回復などに用います。