薬草の花

スミレ

3月(弥生)

世界中に分布。解毒作用がある

日本全国で見られる、春を告げる代表的な花。南米アンデス山系の原産といわれ、スミレ属の植物は、世界中に約400種が分布しています。

花の根もと部分の形が、大工が線引きに使う墨つぼに似ていることから、スミイレが略されて、スミレと呼ばれるようになりました。

中国では、生薬名を紫花地丁(しかじちょう)といい、主に解毒の目的で日干しにした全草を煎じて服用します。
民間療法では、腫れ物に新鮮な葉をもんで貼りつけるとよいとされています。

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